(1000文字)
「絶望感に浸りながら、もがいているときの自分の心境をぴったり表している歌を見つけた」とクライエントさんに教えてもらった曲を、同歌手の別の作品といっしょにご紹介します。
2曲目の薬物中毒の母親に対する気持ちは想像できましたが、初めの曲の方は共感しにくかったです。若いときってこういうことで悩むんだったかなと考えてみましたが、自分自身はこういう形で悩んだことがないせいでしょうか。
2曲目の方は、薬物中毒者で最後には死亡した母親に対する少年時代の恨みや自分自身の後悔、そして強い思慕の念が歌われています。ラップって、独白なんですね。
歌っているのはこの人。
NF(エヌエフ)はアメリカ出身の白人ラッパーで、1991年ミシガン州グラッドウィンで生まれた。「エムネムの後継者」とも言われているほどの実力の持ち主だが、ラップは彼にとって現実からの逃避だった。両親の離婚後、母親と生活していたが、母親のボーイフレンドからの虐待をきっかけに父親に引き取られた。母親は、2009年に薬物摂取により死亡。2016年に母親への想いを込めて書いた「How Could You Leave Us」は、本人が「自分をいちばんさらけ出した曲」としているが、「俺は自分が実際に抱えている問題について曲を書く。」と本人が語っているようにこれに限らずどの曲でもリアルな自分自身の感情が歌われている。
(ウィキペディア他を参考にとーなんまとめ)
Paralyzed
紹介してもらった歌は”Paralysed”(麻痺)。精神的にがんじがらめになって身動きできず、自分らしくいられないのにどうすることもできない悲痛な心境が歌われている。歌詞が和訳されていくつか公開されてたが、中にはこの歌に「生きることも死ぬことも辛い」という副題をつけている人もいた。
以下、Youtube動画内のコメントの一部。
なんだこの私の気持ちを代弁したみたいな歌詞は。
めっちゃ涙でてくる、感動曲だ。
とても心に響くし僕の気持ちと同じとこもあって何回も聞いて何回も泣いてます。
今、正念場を迎えて踏ん張っている私を、後押ししてくれそうな歌です。
“How Could You Leave Us” by NS:母からの愛に飢えていた少年時代を歌う
薬物乱用で死亡した母への思いが歌われているのはこちら。最後は、彼がひとりで涙ながらに母親に語りかけている。