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青年の複雑な心と分かり合えない親子:三島由紀夫「豊饒の海 (1) 春の雪」より抜粋メモ

三島由紀夫の遺作となった長編小説「豊饒の海」、第一巻「春の雪」(1969)を読んで、参考になった箇所を書き抜いた。(2,600文字)…

三島由紀夫「豊饒の海 (1) 春の雪」より」主人公の夢と夢日記を抜粋

三島由紀夫の遺作となった長編小説「豊饒の海」の第一巻「春の雪」 (1969)には、夢の話がよく出てきて、物語で重要な役割を担っている。夢分…

三島由紀夫「豊饒の海」は、第1巻「春の雪」だけでも完結:感想と書評と作品リスト

(1,400文字) 三島由紀夫の「豊饒の海」は全四巻の長編小説であるが、一巻ごとに独立した話になっていて、第一巻「春の雪」は、多くの監督に…

三島由紀夫「豊饒の海」、題名は月に由来する

「豊饒の海」という題名を、三島由紀夫は月から採っている。そこから脱線して、味わいのある昔の漢字の話。(780文字)「豊饒の海」は…

三島由紀夫と学習院:高校生の三島が後輩の中学生たちに贈った言葉

三島由紀夫が40歳で書き始めた長編遺作「豊饒の海」は、平安時代に書かれた「浜松中納言物語」を典拠として書かれているが、三島にその影響を与え…

【三島由紀夫「豊饒の海」資料】:古典「浜松中納言物語」

三島由紀夫「豊饒の海」が、古典「浜松中納言物語」を典拠にして書かれた作品だと知って、第1巻「春の雪」を読んだあとに、どんな話なのか調べてみ…

ユング心理学はイメージの心理学:火星と3月と♂ ── シンボルで遊ぶ

(2024/3/10 コメント加筆)イメージやシンボル、神話や物語の持つ力を借りて、わたしたちは自分の心の深い部分とつながることが…

三島由紀夫の精神分析・民俗学批判:「音楽」と「三熊野詣」

三島由紀夫が『音楽』(1965)と『三熊野詣』(1964)を書くことで、精神分析学と民俗学に決別したという聞きかじりウィキペディア情報のま…

「私とユング心理学 ── 折口信夫の俤を追って」老松克博 講演メモ

【長文】ユング派分析家の老松克博氏(1956 -)が、スピーチで民俗学者の折口信夫の人物像を詳しく紹介した。2024年3月3日 日本ユング…

「みなしごハッチ」を観たのは3歳のときだった

なんと「みなしごハッチ」を知らないクライエントさんがいたので、大事な昭和の文化として伝えておかねばと思って書き始めたが、自分が郷愁に浸って…

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