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ポリスも歌った「炭鉱のカナリア」:感受性の強さや過敏さを強みにすること

仕事中に教えてもらった「炭鉱のカナリア」について調べたことをまとめた。米国の作家ヴォネガットが、作家や詩人をはじめとする芸術家には…

牧師の息子ユングが神の闇に挑んだ「ヨブへの答え」より、秋山さと子の解説と共に抜粋(読書メモ)

(5,600文字)備忘録を兼ねて、本を読む時間のない方のために抜き書きします。旧約聖書所収の「ヨブ記」は、神の裁きと苦難に…

ルイ・ジャンモ「魂の詩」Poem of the Soul – Louis Janmot:40年かけて描かれ半世紀以上お蔵入りしていた34枚のシリーズ絵画 ( オルセー美術館特別展 2023 解説の和訳)

(2023-10-10 コメント追加)絵画を通して人生やこころについて理解が深まった経験がある人もない人も見てほしい、19世紀のフ…

草間彌生のフロイト派精神分析批判、ユングと芸術療法の密接な関係

(2,900文字)草間彌生氏は、ニューヨークにいた頃フロイト派の精神分析を受けているが、宇多田ヒカルと違って、それは、絵が描けなく…

草間彌生の母娘関係/佐野洋子,「すいか」,「雪夜の告白」の母娘

(5,600文字)下の絵は草間彌生が10歳(1939年)のときに自分の母親を描いたもので、トレードマークの水玉模様が描かれている最…

草間彌生、グロテスクな性小説と94歳の全力疾走

2023.9.12 加筆 (3,700文字)草間彌生(くさまやよい)は米国TIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に、唯一の…

浄化と変容、そして破壊の象徴としての火:火のないところで分析はできない(読書メモ)

ユングの高弟M.L. フォンフランツが1963年にスイスのユング研究所で行った講義の記録より、火の象徴にまつわる部分を抜粋。(1,…

夢は、わたしたちが向かうべき方向を教えてくれる(ユング派の夢解釈)

夢分析の目的のひとつは、自分の小さな頭(自我・エゴ)で考えても答えが出なかったり間違ってしまう人生の設計図を、無意識(自己・セルフ)の観点…

ユング派分析家が高僧に聞く「法力とはなにか」:摩訶不思議なこととシンクロニシティー

(2023/5/3 加筆修正 3,300文字。)「アクティブ・イマジネーション」で知られるユング派分析家の老松克博氏(1959 - )が"…

ライフワークにしたい19世紀の女流画家に出会った日:ヒルマ・アフクリント

(全文2,300文字、最初に要約あり。)2022年12月22日冬至の日にストックホルム現代美術館を訪れて、ライフワークになりそうな…

スイス・チューリヒ、ユング研究所の門

ユング派分析家道20周年に寄せて:恥をかく勇気

1,000文字.コロナにかかって引きこもっているうちに20周年を迎える流行り病に罹ってだらだらしているうちに、ふと気づいた…

80歳の母が台所をリフォームしたはなし

2023年11月のストックホルム日本人会会報に掲載されたコラム。(700字)80歳の母が、台所のシステムキッチンを新しくしたいと言…

京都の山口邸と倉敷の大原邸、棟方志功との深いつながりと人間模様

版画家の棟方志功と親友だった山口繁太郎の話を中心に、棟方の山口家と大原家との関係についてまとめた。(5,100文字)2023年夏、…

「わだばゴッホになる」の棟方志功、ゴッホのひまわりを見て「いいなァ、いいなァ」と畳をたたく

版画家で画家の棟方志功が、ゴッホのひまわりの小さな口絵に「むやみやたらに驚き、打ちのめされ、喜び、騒ぎ叫んだ」エピソードを中心に、棟方志功…

「少年時代」、夏の終わりの井上陽水と個人的な回想録

井上陽水の「少年時代」と、息子の少年時代の回想録。(2,400文字)夏の終わりになると、夏の追憶と共に井上陽水の「少年時代」を思い…

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