(2,000文字) 理解できなかった英語のジョークをAIに解説してもらった備忘録。

英語版のQuoraで、「今まで聞いた中でいちばん面白くて、今だに思い出すジョークは？(What is the funniest joke you’ve been told that you still think about to this day?)」という質問があり、高評価を多数得ている回答が、英語が難しくないのにわたしにはぴんとこず、どこがそれほど面白いのかわからなかった。

英語圏の人たちなら誰でも笑えるジョークの一例

A chicken walked into a library, went to the front desk, and told the librarian, “book.” The librarian was confused. “You want a book?” she asked. The chicken replied, “book.” So the librarian sets a random book on the chicken’s back, and left. A few days later, the chicken reenters the library, looks up at the librarian and says, “book book.” The librarian, still confused, puts two books on the chicken’s back, and leaves again. A few more days pass, and the chicken appears again. “Book book book.” The librarian puts three books on the chicken’s back and the chicken leaves. Out of curiosity, the librarian follows the chicken this time. The chicken leads the librarian through town, a few fields, a forest, and eventually stops at the edge of the swamp. The chicken lays down the books in front of a frog, who replies, “reddit reddit reddit.”

英語だけでわかった人は読まなくていい解説。

最後のカエルが「reddit, reddit, reddit」と言っているのが、read it、「それは読んだ。」と言っているというオチはわかるのだが、なぜカエルがreddittと言っているのかもわからないし、わたしはぜんぜん笑えない。

チャットボット先生に聞いたところ、笑いのツボは動物の鳴き声にあった。

●カエルの鳴き声はゲロゲロではなく「リビット、リビット (Ribbit)」。このribbit（リビット）をもじってreddit（レディット）=”read it”。

●「Reddit」はアメリカ人なら誰でも知っているソーシャルニュースサイト「Reddit」をかけた言葉遊びにもなっている。
※深読みして、図書館の本というオールドファッションなものと、ソーシャルメディアという新しいものとの対比を面白く感じることもできる。

●さらにニワトリの「book」は、ニワトリの鳴き声である「cluck」と、音のリズムや構造が似ているので、これも言葉遊びになっている。
（「コケコッコー」は英語では「cock-a-doodle-doo」）

英語を母国語としないヨーロッパ人もジョークを理解した

解説を聞かなければジョークがちっとも面白くないのが面白くなかったわたしは、スウェーデン語が母語の息子もきっとわからないはずだと読ませてみたところ、なんと一読しただけで笑っている。わたしより英語能力が高いとはいえ、動物の鳴き声は知らないはず。聞くと、最初の「ブック」ではわからなかったが、二度目の「ブックブック」で、ニワトリの鳴き声に似ている感じだと思ったし、「レディットレディットレディット」も、頭の中で音声化したらカエルの鳴き声そのものだと言っていた。

Chat GPT、Perplexity

最近、すっかりPerplexityのヘビーユーザーになって毎日お世話になっているが、このページの冒頭のアイキャッチ画像はChat GPTに作ってもらった。最初に生成してくれたのはこれ。

かわいすぎて趣味に合わないので、作り直してもらったのがこれ。