母と娘はお互いの利害が一致するwin-win関係である

【母親側】
●自分ができなかったことを娘にやらせて、代理満足を得られる。

●子育てを終え時間ができた母親は、その時間を潰せる相手が欲しい。

●娘は、夫や姑の愚痴を聞いてもらうのに格好の相手。

●身近で気兼ねなく過ごせ、話題も共通したものが多い。

●娘が結婚し孫ができた時には息子（嫁）の子供と違って、口も手も出しやすく思い通りにできる。

【娘側】
●友達と違って、わがままに振る舞っても許される。

●買い物・旅行などで強力な財布となってくれる母親と過ごすことは経済的なメリットが大きい。

● 結婚した後は、家事・育児等で苦労が絶えないが一番身近な先輩である母親は、頼りになる相談相手かつ助っ人である。

日本特有の現象

●デパートで母と娘が手をつないで一緒に買い物を楽しむ光景が見られたり、一緒に温泉旅行を楽しむ母と娘の姿が温泉地で見られるなど、この傾向は年々強まっている。

●母娘で一緒にアイドルのライブやイベント等に行く等の現象も見られる。近年の韓流ブームでも、母娘で同じタレントを応援するという傾向もある。

旅行業界のターゲットとしてのM&D消費

母と娘との関係を経済的・マーケティング的な視点から捉え、消費に結びつけようといういわゆる”M&D (mother and daughter) 消費”の考えは1990年代以降に盛んになった。

M&D消費に対して特に積極的にアプローチしているのは旅行業界で、温泉旅館やシティホテルでは母娘で予約した客にはプレゼントがあったり、宿泊料金が割引になったりするなどの特典プランがある所も多く、旅行会社でも母娘をターゲットにしたプランを提案している所もある。

マザコン男子と違って世間に受け入れらやすい一卵性母娘

成人男性と母親が過剰に仲良しである状態（いわゆるマザコン）が、一般的に批判の対象となりやすいのに対し、一卵性母娘は嫌悪すべきもの（社会問題）としてテレビその他のマスコミで取り上げられることは非常に少ない。むしろ女性芸能人が母親との距離の近さを好感度アップに利用するなど、一卵性母娘は「イケテル女性」の条件のようにさえ扱われていることもある。

たとえば「家事や育児で苦労する娘を母親がサポートする」という構図はむしろ肯定的に評価されるし、母娘で旅行に行ったりすることを「親孝行」と評価する場合も多い。

ウィキペディアより

パラサイトシングルの温床となる一卵性母娘

●母親は娘を実家から引き離したがらず、娘も経済的・精神的に居心地の楽な実家で母親の世話になり続けたいので、成人した後も実家から娘が離れなくなってしまうことが多くなっている。

●さらに、「自分の老後の面倒を見て欲しいので、娘には外に出て欲しくない」といった要求を示す母親もいる。

パラサイトシングルは男女共通の現象であるが、女性の方がパラサイトシングルであることの満足感が強い。

男性の方はニートやひきこもりなど適応障害の状態であったり、父親から独り立ちするような圧力を受け続けることも多いため、パラサイトシングルは決して居心地のよい状態とはいえない。
母子家庭の場合は父親からの圧力はないが、この場合は母親の甘やかしと甘えを許さない社会の厳しさとの狭間で苦しんだ挙句、ひきこもりや適応障害に陥る危険性がさらに高くなる。

ウィキペディアを改変して抜粋

一卵性母娘関係が娘の恋愛や結婚の邪魔になる

娘のことに対して必要以上に口出しをする母親が増え、それを受容する娘も増えた結果、そんな娘にうんざりした恋人や夫が愛想を尽かして別れたり離婚したりするケースが近年後を絶たなくなってきている。母親は娘のことをどこかでライバル視しているので、娘の幸せを妨害しようとする深層心理があるという説もある。

ウィキペディアより

一卵性母娘を扱ったテレビ番組

●「とっても母娘」 – TBS、1995年
●「学校へ行こう！ ：友達母娘選手権」
●「お母さん、娘をやめていいですか?」 – NHK総合、2017年

【当サイト内記事】：「お母さん、娘をやめていいですか」(2017/5/18)

一卵性母娘を扱った記事

●「こんなところが苦手だ！マザコン娘の特徴」[おにぎりまとめ]
●「マザコン女が男に嫌われる理由。心当たりがないかチェック！」[恋愛ラウンジ]
●「帰りすぎ？実家依存症の妻の特徴3つ。離婚を防ぐために旦那ができること」[子育てライフ]
●「産後クライシスと母娘クライシスの密な関係」[All about]