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日本人のコロナメンタリティ「欲しがりません、勝つまでは」にスポーツ指導者のこども虐待にも通じる精神性

国民精神総動員

国民精神総動員(こくみんせいしんそうどういん)は、第1次近衛内閣が1937年(昭和12年)から行った政策・活動の一つで、「国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)を推進した」運動。

ウィキペディアより
国民精神総動員の”豪華版”ポスター(ウィキペディアより)

その他の戦時標語

「ぜいたくは敵だ!」

このスローガンはわたしにはっきりと刷り込まれている。「日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!」という標語もあったが、ぜいたくに罪悪感をもつ習性が日本人にありがちなのはこの洗脳と無関係ではなさそうだ。「石油(ガソリン)の一滴、血の一滴」などというスローガンは、ヨーロッパ人には絶対に響かない。「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」と掲げられたおかげで、日本人は工夫が上手になったのかもしれないが。

わたしと同じ洗脳を受けているみなさん、今日から「ぜいたくは素敵だ」を唱えて呪縛から解放されましょう!

出典

ウィキペディアよりおまけ画像「パーマネントはやめませう。」

「進め一億火の玉だ!」

ウィキペディアより

これにはわたしは洗脳されてないようで、コワイと思える。ウィキペディア内の資料写真なのだが、英語に訳されたキャプションがさらにこわくて、” All Japanese people are 100 million balls of fire.”、日本人はみんなファイヤーボール・・・。

似た標語に「遂げよ聖戦 興せよ東亜」「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」もある。

「東條首相の算術 2+2=80」

出典

「今日は 2+2=5 明日は 2+2=7 にする これが 2+2=80 にする生産増強の鍵だ」

意味がよくわかりませんが・・・。

単純に、毎日毎日生産性を上げろということなのでは? 元々1人が2のアウトプットを出せるとすると、今日は生産性を上げる工夫をして2人で5作り出せ。毎日その努力をすれば、いずれ2人で80生み出せるようになるという、物資が足りない時代に人民を鼓舞するためのメッセージと受け止める。

ひょぇー! そこまで求めるメッセージだったとは。でも、東條首相のメッセージをすぐ理解したXさん、働きすぎに気をつけてください。

あとがき

Yahoo知恵袋に、「戦時中のスローガンって、”助かりません。勝つまでは”だっけ?」という質問がまじめに寄せられていて笑った。次世代の人たちにはこのスローガンは刷り込まれていないようでよかった!

■関連よみもの:
戦時中の子どもたちは、どんな夏休みを過ごしていたのか
(子どもたちが「夏休み」を休むことは、許されなかった太平洋戦争末期の日本。)

スウェーデンの夏休み:コロナに負けず遊びざんまいの2ヶ月半、こんな子ども時代アリ?

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