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ユング関係観光ガイド

●ユング家
研究所から湖畔沿いに5分ほど歩いて下ると、歌手のティナ・ターナー(Tina Tarnar)の邸宅と並んでユングが1908年から1961年に亡くなるまで暮らしていた家があります。今も、ユングの子孫が住んでいます。チューリヒ湖を船で回りながら、湖から研究所やユングの家を見ることもできます。(この船はまるで観光船のようですが、実際は市民の足なのです。)

●ユングのお墓
研究所から、こんどは湖を背にして森に向かって歩いていくと、ユングのお墓があります。こちらのお墓は、ひとつの墓石に、順番に亡くなった家族の名前が刻まれていくようになっており、「ユング家の墓」には、たくさんの名前が彫られています。それと対照的に、そのユングのお墓の方を向かうようにして、高弟だったマリー・L・フォンフランツ(Marie-Louise von Frantz)とバーバラ・ハナ(Barbara Hannah)のそれぞれ単独のお墓が並んで建てられているのも印象的です。彼女たちは、生涯独身のまま、ユングとユング心理学に一生を捧げたのでしょうか。

●ユングの別荘
ボーリンゲンという、少し離れたところにあるこの別荘は、ユングが何年もかけて手作りしたもので、ユング心理学では、特別の意味のある場所です。自分の心の動きに合わせて改築したり増築したりしているので、この建物は、ユングが思索に耽った場所であると同時に、彼の個性化(自己実現)のシンボルでもあるのです。庭には彼の彫った石などが残っています。
(別荘は一般公開されていません。)

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