コロナの影響でいろいろなことがオンライン化されたが、最近届いた日本ユング心理学研究所の2020年度冬学期の講座案内のリーフレットの中に、これを主題にしたセミナーも見つけた。
「オンラインによる心理療法」河合俊雄
●日時:2020年11月15日(日)10:00 – 17:00(全6時間)
●場所:京都
●携帯:オンサイト&オンライン聴講型
※登録締切 は 2020年8月27日(木)。詳しくはこちら。
コロナウィルス対策のために、クライエントが実際に決まった時間と場所にセラピストを訪れるという心理療法の原則が見直しを迫られている。ZoomやSkypeを用いた面接、さらにはメッセージ(LINEなど)による心理療法が増えてきている。オンラインによる心理療法には従来のものとどのような違い、利点や問題があるのかを示し、またユング派心理療法にはどのようなメリットがあるのかを明らかにし、できればオンライン・テキストによる事例を検討したい。
「オンラインによる心理療法」河合俊雄(講座案内より)
わたしは10年前にオンラインを主として仕事を始めたが、当時、オンラインでセッションをすることはスイスのユング派分析家たちの間では議論の分かれるところで賛成意見も反対意見もあったが、日本ではほとんどのユング派分析家たちが、明らかに眉をひそめることだった。