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息子が「ママが死んだ」夢を見た:親が死ぬ夢

(420文字)
数日前の朝、息子が「ママが死んだ夢を見た。」と言って起きてきた。それを聞いたわたしが、顔を曇らせるどころか目を輝かせ、嬉々としながら「わおー、どうやって死んだ? どんな夢だった?」と質問を浴びせかけたので、息子は怪訝な顔になっていた。

実際には生きている親が夢の中で死んだとき、ユング派の夢分析ではそれを不吉な予知夢というより、親の「象徴的な死」とみなすことが多い。それは心理的な親離れを意味するが、親からの心理的な自立は、物理的または経済的な自立とはあまり関係がなく、人生のいろいろなフェイズで複数回経験することもあれば、一度も経験しないまま一生を終えることだってある。

14歳の息子の夢の中でわたしは死んだ。息子がいよいよわたしから離れていく。嬉しくもあり寂しい気もした朝だった。

本日(2022/3/25)、日本で保育園の卒園式を迎えた可愛い男の子の写真を見せてもらい、あの頃の息子はママがいちばんだったなぁと遠い目になりました。


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