この秋、待望の本が出版されました。松本憲郎氏の「『日本人』の心の深みへ:『縄文的なもの』と『弥生的なもの』を巡る旅」です。
以下、本の帯より。
「空気」を読み、和を乱さないように振る舞いながら、自分らしく生きたいと悲鳴を上げている私がいる。
この心の葛藤はどこからくるのか。
その根源を探る旅に出て、みずからの内なる「弥生的なもの」と出会い、「縄文的なもの」へとむかったユング派分析家の思索の奇跡。
はしがきからも引用します。
この本は、日本人として、日々まわりの「空気」を読みながら、「世間」の中で生きている私自身が、自分の中にあって自らをしばっているものと正面からむきあい、その正体を見きわめ、そして新たな可能性を見いだすために行った探索の記録です。それは、私が専門としているユング心理学の作法に従って、ものごとの深みへと向かう旅になりました。
(中略)私はこの本を、日本人がその中で生きている「空気」と「世間」の正体を知り、それと正面から向きあって、自分らしく生きたいと思っているすべての人のために書きました。
ぜひ、多くの方にご一読いただきたい一冊です。