ユングが患者の作品と偽って公開した自身の曼荼羅(マンダラ)図

ユングの死後50年経って出版された「赤の書」(The Red Book, 2009)には、ユングのマンダラ描画が掲載されている。ユングは自身のその描画を、生存中の1929年に「男性患者のマンダラ」と偽って公開していた。真ん中に「黄金の華」があり、「黄金の華の秘密」の解説にうってつけだったので、掲載せずにはいられなかったのだろう。(とーなんの憶測)

ユングの「赤の書」内のマンダラ105と、「黄金の華の秘密」内の「男性患者のマンダラ」
大型本の右のカラー図版がユングの「赤の書」内の「マンダラ#105」、右下が「黄金の華の秘密」(英語版”The Secret of Golden Flowers”)内の「#6 男性患者のマンダラ」。

※この巨大な「赤の書」は、ユングが描いていた皮表紙のノートと同じ大きさ(A3判)のオリジナル版。縦40センチ、重さ5キロで、「美術品並みの存在感を持つ」。

大きさが4分の1サイズの「赤の書」図版を買いました。細部まではよく見えませんが、「赤の書」テキスト版を読みながら眺めると、ユングの旅路が感じられます。(アマゾンレビュー)

ユング曼荼羅#105のシンボリズム

The Red Book Image 105

ユング自身による解説

  • 中心:天球で輝く白い光。
  • 第一の円:原形質生命種子。
  • 第二の円:回転する宇宙原理。四原色を含む。
  • 第三、第四の円:内と外に向かって働く創造的な力。
  • 四隅: 男性の魂と女性の魂。それぞれ再び光と闇に二分される。