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魂の座:エヴァンゲリオン綾波レイの場合【独白音声つき】

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仕事で話題に出て気になりつつ、なかなか観れないでいた「新世紀エヴァンゲリオン」をやっと観た。最近のところでは「ゴールデン・カムイ」や「鬼滅の刃」にはすぐ夢中になったのに、「エヴァンゲリオン」にはなかなか入り込めなかったが、第14話は、「ゼーレ、魂の座」というタイトルから期待して観たところ期待以上に面白かった。登場人物綾波レイのセリフやキャラクターは、自分が何者かについて迷う人たちの参考にもなりそうなので、エヴァンゲリオンの話を知らない人にもわかるようにまとめてみた。(全2ページ2,000文字)

「ゼーレ、魂の座」

「ゼーレ、魂の座」という題名から期待がふくらんだというのも、ゼーレはドイツ語で魂を意味し、ユングの邦訳本を読んでいると、よく「魂」に「ゼーレ」という振り仮名が打たれて出てくるからだった。こころとか魂という言葉はわかるようでわからなかったり、日常で使うには抵抗があったりするので人気のアニメでうまく表現されているととても参考になる。

「魂の座」自体は聞いたことのない表現だったが、「内面の世界と外界の出会う場」を意味するとのこと。

綾波レイの魂の座

登場人物の綾波レイは「エントリープラグ」が自分の魂の座であるという。「エントリープラグ」は、話の中で、パイロットとして巨大なロボット(人造人間、通称エヴァ)を操縦するときに乗り込むコックピットを指す。

「エヴァに乗ることが全てで、他には何もない」と言い切る綾波レイは、ロボットを操縦することが他者との繋がりを持つ唯一の手段であると考えており、他者との「絆」もそこにしか見出せない。それでどんな危険な任務も果たそうとするその態度は職業人としては評価されるし、「仕事が生きがい」という人にも共感されるかもしれない。仕事というより役割として考えると、もっと多くの人にあてはまると思う。

綾波レイはエントリープラグ(コックピット)が魂の座だと言いながら自分が何者であるかについて自問する。以下の独白部分では、私は誰?私は何?私は何?私は何?私は何?と「私は何?」がなんども繰り返されている。

私にあるものは、命、心。心のいれもの
エントリープラグ。それは魂の座
これは誰?これは私。私は誰?私は何?私は何?私は何?私は何?
私は自分。この物体が自分。自分をつくっている形
目に見える私。でも私が私ではない感じ。とても変
体がとけていく感じ
私がわからなくなる
私の形が消えていく
私でない人を感じる
誰かいるの? この先に

新世紀エヴァンゲリオン第14話より
©新世紀エヴァンゲリオン GAINAX/庵野秀明

アニメの綾波レイの声で聞いていただいた方がより真に迫るので、次のページに独白の全文と音源を掲載するが、その前にここでは、綾波レイの独特なキャラクターについても紹介しておきたい。彼女のこんなあり方に親近感を抱く人もいるのではないだろうか。

謎めいたキャラクター綾波レイ

綾波レイは女の子らしいキャラクターではなく謎に包まれている。感情を表に出さず、寡黙で常に無表情なのは、庵野 秀明によると「感情の表現の仕方を知らないだけ」。日常生活において他者との交流はほとんど見られないが、意識的に避けているわけではなく、他人と必要以上の会話をしない主義。

古い集合団地の402号室に独り住まいで、部屋は打放しコンクリート柄の壁紙が貼られた殺風景なもの。カーテンは昼間から閉め切られ、必要最低限のものしか置かれていない室内には、装飾品や調度品の類は一切存在していない。

当初は人に心を開いていなかった綾波レイだが、ストーリーの展開にしたがって次第に様々な感情を見せるようになる。それに伴い自我といえるものが芽生えていき、自身の存在理由を見出そうとする。
(参考:ウィキペディア

©新世紀エヴァンゲリオン GAINAX/庵野秀明

402号室には、びっくり仰天の個人的シンクロニシティがありました。

 

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