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新潮文庫の100冊、ヘッセの「車輪の下」など定番30リストと栞ひも

「新潮文庫の100冊」にいつも君臨しているおなじみの作品リストや、新潮文庫のこだわりを表す栞ひもについての雑談、約1,000文字。

前記事で14歳の息子のことを時々思い浮かべながら、ヘルマン・ヘッセの小説を読んだことを書いたが、昔わたしが異国の話がイメージできないまま「車輪の下」を、形だけ読んだことにしたのも14歳ごろのことだった。

夏休みの宿題に「新潮文庫の100冊」から何冊か選んで読むというのがあって、「車輪の下」がその中の一冊だったのを本の帯を見て思い出した。

新潮文庫の100冊ベスト11

「新潮文庫の100冊」は1976年(昭和51年)の夏に始まった文庫フェア。(上の写真の帯のYonda?君がイメージキャラクターだったのは1997年から2013年までの16年間。)

今まで気にしたこともなかったが、この100冊は毎年変わり、変わっていないのは「車輪の下」を含む10冊程度とのこと。

以下、ウィキペディア情報。

1976年から2012年までの37年間すべての年に選出された11作品。

みなさんYonda? どんな話か全部わかりますか?

井伏鱒二 『黒い雨』
太宰治 『人間失格』
夏目漱石 『こころ』
三浦綾子 『塩狩峠』
宮沢賢治 『新編銀河鉄道の夜』
カフカ 『変身』
カミュ 『異邦人』
ドストエフスキー 『罪と罰』
ヘッセ 『車輪の下』
ヘミングウェイ 『老人と海』
モンゴメリ 『赤毛のアン』

2012年以降のことがわからないので、2021年の「新潮文庫の100冊」を調べてみましたが、「車輪の下」は今年もありました。

新潮文庫のこだわりのスピン

新潮文庫といえば、文庫本で栞ひも(本にくっついているひも状の栞、専門用語でスピンという。)がついているのは新潮文庫だけ、コストはかかるが続ける方針だというのをいつかどこかで読んだことがあり、それ以来、新潮文庫のファンになった。

今、調べたところ、「安価で軽装な文庫本といえども書籍であり、これを蔵書として扱う読者にこたえたい」という考えが新潮文庫にあり、それは「読み捨てにされるような文庫は出していない」という自負の表れでもあるとのことで、ますますファンになった。

最後に上に挙げた11冊以外に、2012年までの37年の間に25回以上選出された作品リストもウィキペディアに載っていたので参考までにコピペしておく。

新潮文庫の100冊ベスト30

芥川龍之介 『羅生門・鼻』 – 35回
芥川龍之介 『蜘蛛の糸・杜子春』 – 29回
安部公房 『砂の女』 – 32回
井上靖 『あすなろ物語』 – 26回
遠藤周作 『海と毒薬』 – 28回
遠藤周作 『沈黙』 – 28回
梶井基次郎 『檸檬』 – 34回
川端康成 『伊豆の踊子』 – 30回
川端康成 『雪国』 – 31回
高村光太郎 『智恵子抄』 – 30回
太宰治 『斜陽』 – 26回
谷崎潤一郎 『痴人の愛』 – 33回
壺井栄 『二十四の瞳』 – 28回
中島敦 『李陵・山月記』 – 25回
夏目漱石 『坊っちゃん』 – 29回
三島由紀夫 『金閣寺』 – 36回
武者小路実篤 『友情』 – 31回
森鷗外 『山椒大夫・高瀬舟』 – 27回
ゲーテ 『若きウェルテルの悩み』 – 25回
サガン 『悲しみよこんにちは』 – 25回
コナン・ドイル 『シャーロック・ホームズの冒険』 – 29回
リチャード・バック 『かもめのジョナサン』 – 31回

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「新潮文庫のささやかな秘密」より
第七回 夏の思い出は文庫でも:なつかしい広告が見れる。
第四回 やめませんからご安心を:スピン(栞ひも)についてのこだわり。

欲しいです! Yonda?くんが引退したのは残念です。

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