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「シラ友」募集中!:日本人の白髪染めについての一考察

2020年7月25日:追記して更新。全4ページ、4200文字。

(2016年5月25日公開、6月19日コメント追加)
このコラムは、ただ「白髪を染めない主義」でがんばっているという主張をしたくて書き始めたのですが、日本人の白髪染めについての統計資料も見つけたりして、いろいろ書いているうちに大作になりました。男性にはつまらない内容がほとんどだと思います。ドナルド・トランプが前妻に髪の毛でリベンジされたというゴシップも入れておきました。

最初に白髪を発見したのは26歳

自分の頭に初めて白髪を見つけた日の衝撃は忘れられません。

26歳でした。
職場の心理室の従業員ロッカーを開け、扉の裏についている小さな鏡をのぞきこんだとき、一本の白髪がピカーンと光ったのです。
ショックのあまり、心臓がドキドキしました。
たとえていえば、買って間もないカシミアのセーターに、虫喰いの穴を見つけてガーン、というような感覚でしょうか。

えっ、なんで? えっ、もう? えっ、ひどい!

周りの人に冗談で口にすることもできないぐらい動揺し、暗澹とした気持ちになりながら、平静を装いました。

だんだん増えてきてオバケのQちゃんに

結局、そのときの白髪は、その1本きりで、その後は、しばらく白髪のことは忘れて暮らし・・・。

そのうち、年齢的にはふつうに、ぽつぽつと白髪が出てきて・・・。

最初は、見つけて抜けるぐらいだったのが、だんだん追いつかなくなり・・・。

それにしても、白髪って、硬くて太くて水分がないのでオバケのQちゃんの毛みたいに立つから、余計に目立ってしまって困るなと思いながらも為す術もなく・・・。

そのあとはメドゥーサに

そのうち、毛が三本のQちゃんのようにかわいいものじゃなくなり、頭じゅうのあちこちからふわふわと立ち上がる髪が、メドゥーサを思い出させるようになり・・・。

でも、ここまで来た頃には、「ええい、もう、いいや!」と開き直れて、すっきりもしたのを覚えています。

そんな経過をたどって現在に至るのですが、わたしのように白髪を染めない主義の日本人女性は、周りにほとんどいないので、時々、孤独感を覚えます。

同世代で、まだ白髪が一本もないといううらやましい人も稀にいますが、大多数は染めています。

日本人の白髪染め意識調査(真面目な統計資料)

わたしのこの実感を裏付ける資料を探してみたら、ありました!

以下は、2015年に20~69歳男女2万人を対象に行われたアンケート調査の結果です。
(出典:http://dime.jp/genre/182642/1/

「白髪」がある人は男女合わせて全体の72.6%。白髪があると認識している人のうち「白髪染め」をする、しないの比率は、男性は1:4、女性は2:1。「白髪染め実施者」は男性よりも女性のほうが圧倒的に割合が高く、男性の3.3倍という結果になった。

白髪が気になり始める年齢の平均は、男女共に30代後半で、白髪ケアを始める女性の平均年齢が40.9歳白髪染めをしている女性の三割以上が、「年齢にかかわらず、一生、染め続けたい。」と答えています。

「白髪はあるが、白髪染めはしていない」人のうち、男性は「自然体でいたい」「白髪を気にしない」など、ポジティブな理由で「白髪染め」をやらないのに対し、女性は「面倒だから」「頭皮や髪に悪そうだから」が上位にあがった。

 

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