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友達以上クライアント未満

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日本をはじめとする、スウェーデン以外の国から、わざわざ、スウェーデンにいるわたしを見つけて連絡をくださる方がいます。

希少価値のある(奇特ともいえる!?)その人たちに、わたしは勝手に特別なご縁を感じてしまいます。
なんといっても、この広い地球の中から見つけてもらったのですから!

お金をいただきつつ、「クライアント未満」という表現は不謹慎かもしれませんが、やはり、どうしても主観的に「お客さん」とは違うのです。

せいぜい1年に1度か、多くても2度、ときには数年に一度、顔を合わせるだけだったり、実際には、一度も対面したことがなかったり、お互いに声しか知らない人もいます。そんな人が、わたしにとって特別な存在になってしまうのです。

この関係が、友人関係ではないのはもちろんなのですが、あえて「友達以上」というのも、たとえ接点がわずかでも、その密度が、とても濃くて、あとあとまで余韻を残すものだからです。

「なんでも話せる友人」と会って3時間しゃべり続けても、この「深さと濃さ」は味わえるものではありません。いっしょに暮らしている家族だって、しかりですし、「深さと濃さ」といえば、種類はちがっても、たとえば恋愛でも経験できることかもしれませんが、この深くて濃い接点は、恋愛とちがって、決して時間とともに、色あせたり、冷めたりすることがないのです。

そんなわけで、日本に帰国する際には、友達より“クライアントさん”と会うことの方がむしろ楽しみだったり、自分にとって大切だったりもします。

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